2020年11月30日

ホームページの効果の考え方

最終更新: 2023年6月22日

クチコミからの指名検索と治療法・疾患名検索

物販事業のように全国の潜在顧客にリーチすることを目的に行うWebマーケティングとは違い、医療機関のウェブマーケティングは単純です。

ウェブの効果=見られる数(アクセス数)×いいと思われる確率(CVR)

このウェブサイトの基本的な公式に基づきます。

CVRはアクセス者の属性を考えて設計することで上がるので、アクセスを集めると共にそのアクセスの質を見極めてそれに合わせたウェブサイトのデザイン・UIを最適化することで効果を上げることができます。

例えば休診日や診療時間を知りたい患者や院長の雰囲気を知りたい患者と、治療に対する専門性を知りたい患者では評価するウェブサイトがガラリと変わります。

つまり効果を考えるのなら「ただ載せたい内容を整理整頓して並べる」では不十分で、「見る人にとって最適な情報のまとめ方・見せ方」を考えなければなりません。

しかしながらこの「見る人」の属性が医療機関の場合ある程度絞られるので対策は比較的用意です。医療機関が考えなければならない見る人の属性は以下の4つです。

  1. クチコミや広告で医院を知りが「〇〇クリニック」等固有名詞で検索(指名検索)する人【確認・比較したい人】

  2. 求人情報を知り「〇〇クリニック」等固有名詞で検索(指名検索)する人【確認・比較したい人】

  3. 「眼科」等診療科で検索する人【探したい人】

  4. 治療法・疾患名での検索する人【探したい人】

以上4つの属性に対して、それぞれ最適な流入経路とウェブサイトの状態を用意することで効果を得られます。

眼科クリニックの例

当社で企画制作した眼科クリニックの白内障専門サイトの場合、施策エリアで最も検索されている眼科疾患検索キーワードが「白内障」であり、かつドクターの意向として手術件数を増やしていけるということで「白内障」と検索している層をターゲットにウェブサイトを制作・運営しています。

実際にこのウェブサイトにアクセスする人の80%以上が「白内障」と検索した方で、その属性に合わせてウェブサイトの内容・デザインを設計しているため、毎月効果が出ています。

Googleビジネスプロフィール(Googleマイビジネス)はホームページへの流入経路として必ず通過するページであり、かつ他院と比較されるページなので、こちらも「より多く表示されること」と「比較検討に勝ちホームページにアクセスしてもらうこと」を念頭に施策しています。

その結果、さまざまなキーワードでアクセスされ、ホームページへの流入を数多く多く生み出しています。

そのサイト、そのページを見ている人の属性に合わせた施策を行うことで短期間でも多くのアクセスと問い合わせ・来院の効果を実現することができています。