2020年10月1日

ホームページ発注時の注意点

最終更新: 2023年6月22日

99%の発注者が見落としているポイント

クリニックや会社の公式ホームページや採用サイト、または当社が手掛けているような戦略的なサテライトサイトの制作を発注する際に発注者側が必ず分かっておかなければならないポイントがあります。

このポイントを分かっているかどうかでそのプロジェクトがうまくいくかどうかが決まります。しかし残念なことにほとんどの発注者はそのことを理解していません。

ホームページ制作の「戦略」の指揮は誰が執るのか

そのポイントとは「戦略も含めて依頼しているのかどうか」です。

これまで1000社以上の中小企業・医療機関の経営者と話してきましたが、そこがハッキリしているプロジェクトはほんの数%です。

業者になにをどこまで依頼したのか曖昧なままのケースがほとんどで、その結果「会社名・クリニック名で検索したときにサイトが出てくる」という機能のみ有するサイトになっています。

【見栄え以外なにも考えられていないサイトの特徴】

  • Titleの設定が目標に対して適していない

  • Descriptionの設定が目標に対して適していない

  • Headingタグの設定が目標に対して適していない

  • ファビコンが未設定

  • そもそも目標が決まっていない

「ウェブのことは分からないから全部任せてる。ちゃんとやってもらってるはず。」という認識の方が多い中、実際フタを開けてみるとこのようななサイトばかりです。

ウェブ制作は「戦略(脳みそ)」と「制作実務(手足)」

経営者の経営戦略に乗っ取ってウェブ戦略を立案し責任を持って制作者を管理する役割をPM(プロジェクトマネージャー)といいますがそのPMが不在のまま、ただなんとなく制作されるサイトが非常に多く、戦略が決まっていないせいで公開した後に目標を達成したかどうかも判断できません。ただ、作っただけです。

巷に溢れるホームページ制作会社は経営を理解して戦略を立案する脳みその役割を担いません。それは発注者側が責任を持って役割を担うべきです。

どのような経営をしたいのか→経営の中の売上戦略→売上戦略の中のマーケティング→マーケティングの中のウェブ戦略→ウェブ戦略の中のホームページ・・・

ウェブをどう機能させ経営に対しどんなインパクトを起こさせるのかを発注者が決め、理解していなければなりません。

そのうえで、ウェブサイトの制作については専門業者であるホームページ制作会社にアウトソーシングするべきです。またホームページ制作会社側も自分たちは制作を行うただの手足であるという立場を明確にするべきです。

「戦略(脳みそ)」もアウトソーシングするならその道のプロに

そうは言ってもウェブについて詳しくない経営者がウェブ戦略についてPDCAを回していくのは難しいと思います。

そういう場合はその役割をアウトソーシングするという手段があります。制作会社の選定からサイト公開までのマネージメント、公開後の効果測定とその結果に基づく施策の企画と実行などをプロが行ってくれます。

自分のところのホームページは大丈夫なのかチェック

まずは現状がどうなっているのかを自分の目で確認することをおすすめします。それにより制作者の考え方、能力、仕事の範囲をある程度計ることができます。

このチェックのためのツールや実際のやり方などが分からない方は問い合わせフォームからご相談下さい。必要な情報を全てお伝え致します。