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SEOにとっての見出し設定とは



クリニックのSEO対策にとって重要なテキストの見出しについて解説します。



 


SEOにとって重要な「検索エンジンにとっての見出し」について


見出しの設計は検索順位に影響を及ぼします。検索エンジンは見出し(正確にはH1、H2、H3・・・と正しく設定された見出し)からどんなテーマについて書かれたページなのかを読み取ります。


例えば「当院の白内障手術の特徴」という見出しであれば、「当院」「白内障」「手術」「特徴」という4つのキーワードを検索エンジンは読み取ります。そしてこの4つのキーワードの内、前半に配置されたキーワードから順に重要視されます。


つまり「当院の白内障手術の特徴」という見出しは「①当院」「②白内障」「③手術」「④特徴」という順番で検索エンジンにアピールしている見出しといえます。



 


SEO対策でよく使われる病気や症状ページの見出し構成例


白内障についてのページの中に「症状」「原因」「治療法」というコンテンツがある場合、多くのwebページで以下のような見出しの設計になっています。


H1(大項目) 白内障

├H2(中項目) 症状

├H2(中項目) 原因

└H2(中項目) 治療法


このとき、検索エンジンはこの「症状」「原因」「治療法」という見出しを「白内障の症状」「白内障の原因」「白内障の治療法」としては読み取りません。


もし白内障というキーワードと関連があると検索エンジンに読み取ってもらいたいなら、以下のような見出しにするべきです。


H1(大項目) 白内障

├H2(中項目) 白内障の症状

├H2(中項目) 白内障の原因

└H2(中項目) 白内障の治療法


ただしこれはあくまでも検索エンジンのことだけを考えた場合なので、見出しにキーワードを乱雑に盛り込んだ結果、読みにくくなってしまい読者が読むのをすぐやめてしまうページになってしまうと離脱率が高く滞在時間が短いページと検索エンジンに評価されてしまいます。この低評価は、検索順位に悪影響です。


つまり、検索エンジンと人間(読み手)の双方を大事にするバランスが大切です。



(設定の例)




注意しなければいけないのが、この見出しのH1、H2、H3、H4とは検索エンジンに伝えるための設定なので、ホームページの管理者が設定を忘れていると、見た目では見出しとして大きな字であったり太字であったり色がついていても検索エンジンには見出しとして伝わりません。


人間から見ると同じ見出しでも、検索エンジンからは見出しとして認識されないということがあり得るのです。


自分のホームページの各ページの見出しの設定が、そのサイトの目的に対して適切なのかどうかを調べたい方は、お問い合わせフォームよりご相談ください。



 


SEOの効果を最大化するなら見出し(Hタグ)は論理的ツリー構造に


このHタグ(H1、H2、H3、H4、H5)というのは小説でいうところの編・章・節・項・目です。H2はH2同士で並列な要素でなければなりません。白内障を例に、間違った構造と正しい構造を見てみましょう。



Hタグの間違った構造


H1 白内障

├H2 白内障の症状

├H2 霞んで見える

├H2 眩しく見える

├H2 重なって見える

├H2 白内障の原因

│ ├H4 加齢

│ └H4 外傷

└H2 白内障の治療法



Hタグの正しい構造


H1 白内障

├H2 白内障の症状

│├H3 霞んで見える

│├H3 眩しく見える

│└H3 重なって見える

├H2 白内障の原因

│├H3 加齢

│└H3 外傷

└H2 白内障の治療法



これを見ると「間違うわけない」と感じる方がほとんどだと思いますが、残念ながら医療機関のホームページでは間違って設定されていたり、そもそもタグの設定自体がされていなかったりすることがよくあります。


そうならないためには「ただ自分が気に入るホームページをつくってくれるかどうか」を目的とするのではなく、「売上を上げるために〇〇と△△の検査数を増やす。


○○の方が△△に比べ競合に強いサイトがないので〇〇を優先する。〇〇を目的とした来院を促すために「□□市 〇〇検査」というキーワードでの上位表示を実現する。」というような具体的な目的を共有し、ホームページ制作というプロジェクトを論理的に進められる制作会社に依頼しましょう。(もしくは制作会社と別にプロジェクトマネージャができるコンサルティング会社をプロジェクトに加えましょう)



 

番外編 医療以外の見出し構成


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